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沼田純一 Archive

 

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ここまでお伝えしてきました本シリーズ、ライトショアジギングのイメージを膨らませていただけましたでしょうか?
本稿を書いているこのタイミングはもう4月目前。
フィールドによっては開幕を迎えたライトショアジギングを楽しんでいる方もいることと思います。

今回は私が実際に使用しているタックルをご紹介します。
シチュエーションやターゲットのサイズなどの要素をできるだけ詳細に分けてみました。
とはいえ、これが絶対のセッティングではありません。
ロッドやジグ、リールやラインなどはアングラーごとに最も使いやすいものをセレクト、調整することで快適な釣りが可能になるものです。
そんなタックル選びもまた釣りの楽しみの一つです。

なお、特に表記がない場合は、ロッドはショアガンエボルブ、ジグはブギーウォークスメルトもしくはスメルトダックス。
リールはシマノ、ラインはバリバス/ショアキャスターもしくは10×10jigging MAXパワー、リーダーはバリバス/ショックリーダーフロロ、リング類はデコイ(カツイチ)になります。

 

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170327_illust1.png170327_illust2.png
170327_illust3.pngのサムネール画像
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いかがでしたでしょうか?
なお、フィールドの状況やターゲットの詳細が分からない場合には、比較的守備範囲の広いタックルで臨むことをおすすめします。

上記ではタックル例2がそれにあたります。
私も初めて訪れるフィールドではこのタックルでゲームをスタートします。

また、10ft.クラスのロッドと9ft.クラスのロッドでは体への負担もだいぶ異なります。
体力的に10ft.クラスがきついと感じられる場合はタックル例2のロッドをSFSGS-103H+からSFSGS-96MHに変えることで対応してみてください。
使える上限のジグが45gまでになることと、飛距離が若干落ちることがデメリットですが、口切れが起きにくくなる点や、繊細な誘いが可能になるなどのメリットもあります。
なにより快適に1日のゲームを進めることができることは最大の優位性です。

 

いよいよ開幕を迎えるライトショアジギング。
是非気軽にトライしてみてくださいね。
力強いファイトは一度味わえば病み付き間違いなしです。
最後になりましたが、アイウェアとライフジャケットはどのフィールドにおいても必須のアイテムです。
安全に、そしてソルトウォーターゲームの豪快を満喫してください。

 

今回は魚とのファイトついて書いてみます。
ここでは回遊魚をメーンターゲットとしているので、回遊魚とのやりとりを中心に説明しましょう。

ターゲットがジグにバイトすると、多くの場合はロッドを持つ手に衝撃が伝わります。
特に速い動きで誘っている時ほど強い衝撃になります。
逆にゆっくりとしたアクションの際に出るバイトでは泳力が高い回遊魚であっても“カンカンッ”といったような信号が伝わることが多くなります。
いずれの場合でも、バイトを感じたらしっかりとアワセを入れることが必須です。
ファイト中にバラしてしまうのはフックのバーブを超えてハリが貫通してないことに起因することが多いからです。
ちなみにアワセを効かせるロッドの使い方はイラストの通りです。
キャスト編でも書いたように、ロッドはバットに近いほど強い力を発揮します。
バットを効かせられればフックもしっかりと貫通します。
これは同時に過度な負荷をロッドティップに掛けないことにもつながります。

 

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フッキングがばっちり決まったら、いよいよ魚との駆け引きが始まります。
回遊魚、こと青物のファイトは、想像以上の引きを見せます。
とはいえ使用しているメインラインの強度範囲で対応できるサイズの魚に対して慎重過ぎるやりとりはかえってバラしの元になります。
フッキングが決まって、リールを巻く手を止めずに済む相手の場合は、そのまま同じ程度のテンションを掛けながら寄せてしまうほうがキャッチできる確率は高くなります。
というのも、アングラー側に引かれる魚の多くは、そのテンションが掛かっている方向とは逆に泳ごうとします。
一瞬のスキを見て魚が沖を向く(アングラーと反対側に頭を向ける)と、小型のターゲットであっても手こずるほど走ります。
そうなると魚のコントロールは難しくなります。
寄せられると判断したら、やや強引かなと思うくらいに寄せてくることを基本としています。
もちろんあまりにも強すぎる寄せ方ではハリ穴を広げたり、サワラなど口の弱い魚では口切れを誘発したりするのでほどほどです。
魚の頭が自分に向いていればOKです。

ちなみに実釣時の様々な条件によっても、ファイトにどれほど時間を掛けられるかが変わります。
その条件とは地形やフィールドに出ている人の多さなどです。

地形は主にカケ上がりの有無や沈み根の存在などです。
一見すると障害物がないサーフであっても、地形次第では強引を要求される時もあれば、じっくりとファイトする時もあります。
遠浅なサーフで、かつ周囲にアングラーが少ない場合はじっくりと魚を疲れさせるのもアリです。
逆に急激なカケ上がりがあるサーフでは、ある程度強引に寄せてくることで、カケ上がりにラインが擦られることを防ぎます。
沈み根が存在するフィールドで釣りをしている場合も、同様に強引なファイトで魚をコントロールすることがキャッチに繋がります。

 

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なお、回遊魚狙いの場合その回遊が見られるタイミングや時合いの長さは、フィールドによってある程度の傾向が見られます。
それゆえ同じポイントに多くのアングラーが集中することも少なくありません。
このような状況が想定できる時は、ターゲットのサイズに対してやや強めのタックルバランスを組んでスムーズにランディングに移れるようにしています。
これは同時に時合いが短い場合でも多くのヒットチャンス作り出すことに繋がります。

 

急深なエリアでのファイト。常に魚の頭をアングラー側に向けておけば、コントロールができる。

 

今回はジグのアクションについて書いていきます。

ジグの構造は比較的シンプルなのですが、それゆえにアングラーが積極的に操作することで様々な表現が可能なルアーです。
ジグをどのようにアピールするかは、基本的にはジグそのものが持つ泳ぎを引き出すことと、アングラーがロッドワークやリーリング等によってジグを動かしていく2つの方法を組み合わせることで行います。
とはいっても、あまりにアクションを引き出すことばかりに意識がいくとアングラーの動きがギクシャクしてしまいがちです。
ここでは、ショアジギングを始めるにあたって、まずはおさえておきたい3つの方法をご紹介します。

 

まず1つ目は「タダ巻き」です。
キャスト後にジグを任意のレンジまで沈めたら、リーリングだけを行うというもの。
シンプルではあるのですが非常に効果的なメソッドです。
特に当歳魚を始めとしたやや若い個体がターゲットの場合は、この“スピード”が誘いの決め手になることも少なくありません。
ちなみにこれとは全く逆で、狡猾な大型魚のスイッチを入れたい場合などにも有効になることも覚えておいてください。

キャスト後、狙いのレンジまでジグを沈めたら、後はリールを巻いていくだけです。
リールを巻くスピードはできるだけ速いスピードを意識してください。
特殊なシーンを除いては、これだけでOKです。
巻いている時のロッドは、できるだけ低い位置で構えるほうがラクに操作ができる上に、ジグの浮き上がりを抑える効果があります。
ただし、激しい駆け上がりのフィールドを攻める時や、水面近くでジグをアピールしたい時などは竿を立ててジグの浮上を助けます。
ちなみにベイトの量が多すぎる時や、極端に浅いエリアに餌を追い込んでいる時、または常にプレッシャーを受けている魚を相手にする際には、速いジグの動きに反応しない時もあります。
このような時は一秒に2回リールを巻くくらいまで速度を落とす場合もあります。
先述した“特殊なシーン”とはこれにあたります。

 

2つ目は「ワンピッチジャーク」です。
ジャークとはやや大きめにロッドをシャクるアクションのことを指します。
ジャークという言葉を略してワンピッチとも呼ばれるのがこの方法。
具体的には任意のレンジまでジグを沈めたら、ロッドを大きめにシャクり、同時にリーリングを1回行うというものです。
水中のジグの動きのイメージは、「ビュッと移動→ジグが滑走〜フォール→ビュッと移動→ジグが滑走〜フォール」となります。
タダ巻きの時に比べるとジグの動きはメリハリがあり、一連の動きの中に滑走やフォールを織り込むことができます。
速い動きに興味を示したターゲットが、““滑走”や“フォール”の時にバイトするイメージです。
ジャーク1回にリーリング1回をベースに、リズムとジャークの幅を変えていき、当日のヒットパターンを探るようにします。
タダ巻きではジグを見切るような相手に対しても、イレギュラーなアクションを引き出せるワンピッチジャークは効果的です。

 

3つ目は「ジャカ巻き」です。
これはジャークの際にロッドを上下させるのに連動して、リーリングを入れる方法です。ワンピッチと異なる点は、ロッドが上がる時にも、下がる時にもリーリングを入れることです。
水中のジグのアクションは、常にスイムを伴いながら、首を左右に振るイメージです。
具体的にはロッドを上げる時に、リーリングを下げる方向で半回転。逆にロッドを下げる時に、リーリングを上げる方向で半回転。
これを繰り返します。船からのバーチカルジギングではロッドエンドの自由を得るために、肘下にロッドをエンドを持ってくることもありますが、ショアジギングの場合はロッド自体が長くなり、腕への負担も増すので脇下にホールドします。
どちらかというとタダ巻きの際にロッドを持つ手を動かすイメージですが、リールを巻くと同時に、竿を持つ手も回すイメージで行うとリズムが掴みやすいです。

リズムを上げれば派手なアピールが可能ですし、ジャークの幅やスピードを抑えれば、ジグが水に絡むようにアクションします。

 

 

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ここまでジグのアクションについて書いてみましたが、実釣ではこれらの方法を組み合わせて使うこと多くなります。

 

例えば着底後はタダ巻きで見せて、次いでワンピッチで喰わせの間を作る、といった感じです。
水中のジグの動きがイメージできれば、それを追いかけるターゲットの動きもイメージしやすくなるはずです。
下に私が主力としているブギーウォークスメルトと、スメルトダックスの水中映像を挙げてみました。イメージを膨らませる参考にしてみてください。

スメルトのタダ巻きでのアクションです。

 

スメルトをワンピッチで操作した時のアクションです。

 

ダックスのタダ巻きでのアクションです。

 

ダックスをワンピッチで操作した時のアクションです。

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