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BSLJシリーズの番手について
2023年10月18日 | 営業 宮口の“とことんチャレンジ!”
メタルウィッチクエストα BSLJにはスピニングモデルが3機種、
6101BSLJ(1番パワー)
6102BSLJ(2番パワー)
6103BSLJ(3番パワー)
各地近海でサワラを狙うブレードジギングにおいて、海域、釣り方、使い方によって、3機種の中からそれぞれ使いやすい番手があると思います。
行った事がある海域から、
広島〜山口県東部の岩国沖をはじめとする広島湾、明石〜神戸周辺の大阪湾は瀬戸内海。
伊勢湾や東京湾は太平洋に面する湾ということで、それぞれの気象条件(風や波、潮加減)は当然異なります。
ブレードジグを巻くという基本の釣り方として見れば共通してますが、海の違いに伴って遊漁船のサイズにも差があり、そうなると釣り方も細かく見れば違ってくる部分があると言えます。
この中だと東京湾に行く事が多く、東京湾ではプロト段階から6103BSLJ(3番パワー)を多用。
個人的にもブレードでの釣果が良かった2年前のハイシーズンは、特にこの3番パワーでのヒット&キャッチには安定感がありました。
が、いざ岩国沖で釣りをすると、同じ3番パワータックルでも使用感は何となく異なり、なんかちょっと強いような??
時々そういう気持ちになりました。
東京湾は瀬戸内海と比べると風や波がある時も多く大型の遊漁船も多いという事で、乗合船では右舷と左舷を交互にドテラで流し替える釣り方もする、となるとしっかり安定したキャストが出来て、ヒットすれば乗り合わせたアングラーとお祭りしないようにスムーズに魚を上げる事もできるが故に3番パワーの使い勝手にしっくりくるという事。
瀬戸内海では東京湾より比較的小型の遊漁船が多く気候も落ち着いている事が多いとなると、 3番パワーがベストであるという事には必ずしも至らず、東京湾よりひとつスケールを落とした6102BSLJ(2番パワー)タックルの使い勝手も良く感じます。
このことから大阪湾、伊勢湾や他の海域においても、まず船のサイズ感や流し方、気候(風や波)を基準に適する番手を選ぶ事ができると言えます。
と何となくまとめましたが、それとは別に釣り方&使い方に焦点を当てると、また少し違う選び方も出来るかと。
先に挙げたように乗る遊漁船のサイズや、仲間内のチャーターなのか乗合いなのか、海域の特徴に合わせて選ぶ事も出来ますが、ここからは釣り方ベースでそれぞれの番手を考えてみます。
◯6101BSLJ(1番パワー)
30g程度のジグキャスト、バーチカルでは80gまでの使用感が良い1番パワー。
3機種の中で比較すると当たりを乗せる性能に長けており、低活性や遅巻き、メインライン〜PE1号程度の細糸セッティングでも少ない当たりを慎重に乗せて掛け、バラさずに確実にキャッチしたい時に使いたい。
◯6102BSLJ(2番パワー)
40g程度のジグキャスト、バーチカルでは100gまでの使用感が良い2番パワー。
1~3番の間ということで、どちらの番手のような使い方も出来るという点から主軸となる汎用性がある。
◯6103BSLJ(3番パワー)
50~60gのジグキャスト、バーチカルでは120gまでの使用感が良い3番パワー。
軽いウエイトのジグキャスト性能に優れ、1,2番と比べると当たりを掛ける性能にも優れ、早巻でガツンとかけて素早くキャッチする、手返しの良い釣り方にはこれ以上ない番手。
※キャストウエイトはアンダーでの想定、少し長さのあるソリッドブランクが自然に反発してくれるので軽い力で安全にちょい投げ出来るイメージです。
オーバーでも投げれますが、曲がり込むロッドなのでジグのウエイトやたらしの長さ、船内の安全面を考慮する必要があります。
いずれの海域でも水深が20mを切る浅場のポイントでキャストを多用するなら、キャスト性能により優れる2番or3番が快適。
30mを超える深場で80,100gのブレードジグやロングジグでライトジギングをする場合や、例えばブリがヒットしたとしてより余裕を持ってやり取りするなら3番。
シーズン初期や、ローパワーで楽しみたい、細糸で30〜40gジグメインのSLJもやるような場合はここに1番の選択肢も。
必ずしも海域や乗る遊漁船によって番手を選ぶ必要がある訳でもなく、本人の技量や好みやスタイルとも相談した上で最適を選ぶ余地があります。
これらを考慮しサワラ狙いでまず1本選ぶとすると、
→東京湾
・ハイシーズンに乗合い船メインで釣りに行くのであれば3番、
・小型チャーター船やプレジャーボートで仲間内と〜2番or3番
→伊勢湾
・大型乗合い船でキャスト多用する釣り方なら3番
・小型チャーター船やプレジャーボートなら2番も選択肢
→大阪湾
・チャーター船や小〜中型船なら2番
・キャスト多用&海峡付近も行くなら3番
→広島湾〜岩国沖
・チャーター船や小〜中型船なら2番
・ハイシーズンにスピード感を持ってより手返し良く釣りをするなら3番
結果ざっくりまとめると、 ベースとなる一本は2番or3番。
1番はキャスト性能を重視するブレードゲームにおいては2番,3番と比較した場合汎用性に劣りますが、使い分けを意識すると必要になる番手。
という事になります。
今回は岩国沖は魚籠2号艇様、伊勢湾は津大翔丸様、大阪湾はシーマジカル様、東京湾は林遊船様、ジョイマリン様で主にこの釣りをした上での使用感をベースにまとめました。
今後まだまだ釣りをしていく中で新たな発見や、考えや見え方も変わるかもしれないので、その時はまたまとめたいと思います。
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